現代、日本における死亡原因のトップは癌です。ここ3-4年の死亡統計によれば、日本の死亡者数は約100万人で、癌による死亡者数は約32万人です。そのうち、消化器関係は、胃癌による死亡が約5.5万人/年、大腸癌による死亡が約4万人/年、肝臓癌による死亡が、約3.5万人/年、膵臓がんによる死亡が約2万人/年、胆管癌による死亡が約1.5万人/年、食道癌による死亡は約1万人/年です。
死亡している人が、これだけいるわけですから、癌になっている人もこの倍近くいるわけです。皆さんも、周りに癌で悩んでいる方が、結構いるのではないでしょうか?
近年、各種抗がん剤や放射線などによる治療が進歩してきましたが、大部分の癌について、転移・浸潤した進行がん状態になると、いまだに完全には治すことができません。症状が出てからでは、手遅れのことが多いのです。では、どうしたら、癌による死亡を予防できるのでしょうか?
食道癌、胃癌、大腸癌、十二指腸癌などの消化管癌は、症状の出る前に、内視鏡検査をきちんと受けることが、予防の決め手となります。
近年の内視鏡の診断技術の進歩は目覚しいものがあり、特に、消化管についていうと、内視鏡が進歩して、画像が鮮明となり、解像度も上がりました。当院の使用している内視鏡は拡大機能付で、最大の解像度は、7μmです。これらの先端的な内視鏡に加えて、さらに、色素や薬剤、波長変換の技術などを用いて、1-2mm大のがん病変でも、きちんと診断できるようになりました。
当院では、十分な時間をかけて、丁寧に内視鏡検査を行い、癌や腫瘍、その他の、消化管の病変を、きちんと診断して、治療します。
私はこれまで、約4万回の大腸内視鏡検査を行い、約14万個の大腸ポリープを切除してきました。
上部消化管内視鏡検査は、約2万回行っています。
当院では、熟練した内視鏡技術に加えて、場合にあわせた麻酔も使いますので、内視鏡検査の苦しさや痛さを、最小限に抑えます。ほとんどの方は無痛のうちに先端的内視鏡検査を終えることができますので、安心して来院してください。
院長 田渕 正文 (東京大学医学部腫瘍外科講師兼任)